スピーカーエッジサイズ・エッジ接着剤の選び方
スピーカーエッジサイズ・寸法
エッジ外径
- 交換対象スピーカーフレーム部に貼るのりしろ部になります。
※フレームに仮合わせ時、エッジ外径が貼り付けフレームより大きい場合は外周をハサミ等でエッジ外周をカットして貼ることになります。
ロール外径
- 化粧リング、ガスケット等の内径に干渉しないロール外径寸法をお探しください。
※貼る位置を調整不能や干渉する事によりコーン紙の動きを阻害要因に低音不足や音圧不良の原因になりますので注意が必要です。
ロール内径
- この寸法が一番重要になります。(コーン紙の直径とロール内径同寸法が理想)
※コーン紙サイズとロール内径の±2mm以上の誤差がある場合
コーン紙よりエッジ内径が大きい場合
- のりしろの確保が困難などのりしろの確保ができず接着不良
- コーン紙に裏張りの場合 エッジロール内径とコーン紙の間に隙間ができるなど円心が出しづらくコイルタッチの原因
コーン紙よりエッジ内径が小さい場合
- 口径の小さいエッジの場合 エッジ素材にもよりますが素材の(伸び)収縮率が異なります。エッジとコーン紙を接着する工程でエッジ自体の伸びや収縮力によりテンションがかかる為接着不良や貼り付けが難義になります。
エッジ内径
- エッジとコーン紙を貼るのりしろ部分になります。(コーン紙の表面に接着タイプとコーン紙裏側から接着してるタイプの2種類ございます)
※スピーカーエッジ交換対象のスピーカーユニットを実測して上記掲載の寸法写真例を参考にお決めください。
エッジ接着剤の選び方
接着剤は、目的や用途、つける素材によって正しく選定しないと失敗するおそれがあります。
お勧めとして
- 速乾性タイプより硬化スピードは速すぎない一般タイプを選びます。
硬化スピードは速すぎない一般タイプはスピーカーエッジ交換の修正が容易にできますので初心者の方にお勧めです。
無溶剤タイプを推奨
- エッジ接着にはシンナーを全く含まない無溶剤タイプを推奨シンナー成分を含まない体にも優しい安全で安心してご使用いただけます。
有機溶剤系接着剤のデメリットとして
- ウレタンエッジの場合、貼り付け時にシンナー成分などでエッジの膨張や形状の歪により接着部分の浮き上がりなどで作業が難義します。
コーン紙材質とエッジ材質について
コーン紙が紙製
- エッジ材質がウレタンの場合: 無溶剤系エチレン配合推奨
- エッジ材質がクロス(布)の場合: 無溶剤系エチレン配合推奨
- エッジ材質がゴムの場合: 無溶剤系変性シリコーン系推奨
コーン紙が樹脂製
- エッジ材質がウレタンの場合: 無溶剤系変性シリコーン系推奨
- エッジ材質がゴムの場合: 無溶剤系変性シリコーン系推奨
- エッジ材質がクロス(布)の場合: 無溶剤系変性シリコーン系推奨
推奨接着剤銘柄 無溶剤系変性シリコーン接着剤
- スピーカー部品の材質がわからない、接着剤を選ぶのに迷った時は超多用途弾性接着剤「スーパーX」シリーズを推奨いたします。
セメダイン製 スーパーX 20ml
ゴムのように固まり、接着層がショックを吸収。衝撃や振動に強い弾性接着剤。
強いのに柔らかいからゴムエッジの接着にも適してます。
速乾性で無い為、固まるまでに余裕があるためエッジに適しています。
粘度もあり、凸凹面や垂直面にも使えるので張替時の修正が容易にできますので初心者にお勧めです。
ウレタンエッジ・ゴムエッジ・クロスエッジ
張り替えるコーン紙の素材樹脂や紙製など全ての用途に幅広く使用可能な万能タイプです。
スーパーXハイパーワイド
接着剤がつきにくいポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)のコーン紙に使えます。硬化スピードは速すぎない一般タイプです。
無溶剤系エチレン配合接着剤
市販の木工ボンドに比べ、硬化後の樹脂皮膜が柔らかく、金属(スピーカーフレーム)に接着できます。
スピーカーウレタンエッジ張り替え専用のボンドです。
接着性能として接着硬化後カチカチにならない弾性が残る
「無溶剤でエチレン配合タイプ」の接着剤です。
商品ポイント
- 1.速乾接着剤と違い
硬化時間が程よく長いため、位置決めまでの時間の余裕があり張り替え初心者の方も安心して作業ができます。 - 2.有機溶剤系の速乾接着剤と違い
張り替え時ウレタンエッジの変形や歪を起こしませんので安心してご使用いただけます。 - 3.接着硬化後の樹脂皮膜が柔らかく金属に接着できます。
張り替え硬化後、弾性があり曲げ振動に強く接着不良が防げます。 - ウレタンエッジとスピーカーフレーム(金属)の接着に最適
ウレタン対応 スピーカーエッジ 張り替え用接着剤
- 当方がヤフオクで出品しているスピーカーエッジ 張り替え用接着剤です。
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