エッジ 表張り方法

エッジの表張り方法

  • エッジを交換する際の参考手順になります。
  • 怪我をしないよう十分な準備、計画を立てて作業して下さい。
  • この作業内容は張り替えを保証するものではありません。自己責任にてお願い致します。

スピーカーを取り出す

  • スピーカーユニットをドライバー等で外します。

ブラケットと本体を分解

  • ブラケットをマイナスドライバーでエッジとブラケットの間に差し込み、缶切りで缶を開けるイメージで少しずつこじる。無理するとブラケットが割れます。
  • カッター補助で古いエッジを切るのもありです。

フレームの古いエッジ及び接着剤を除去

  • 爪用除光液(アセトン配合)を使用します。
    振動板端のボンド及び振動板裏の古いエッジ除去に効果あります。
    作業時間が短縮します。(注意:プラスチックは白変色する為使用不可)※シンナーは素材を傷める為お勧めいたしません。
  • 古いエッジ及び接着剤の除去は除光液浸みらして3分放置後、カッター等で除去します。※除光液ない場合:カッターでできる限り古いエッジを削り取ってください

振動板の古いエッジ及び接着剤の除去

  • 振動板側はカッターなどで削ります。古いボンドの下地が出るぐらいの状態です。
    それ以上取ると、紙の強度などが弱くなるので適度に。

    ※除光液は使用不可:変色変形の原因になるのでカッターなど使いできる限り古いエッジを削り取ってください 

  • エッジを削り取った後、アルコールでふき取ります。

スピーカーエッジ貼り付けの準備

  • セメダイン製 スーパーX 無溶剤
    変成シリコン系 硬化後 弾性があり曲げ振動に強く接着不良が防げます
    速乾性で無い為張替時、修正が容易にできますので初心者にお勧めです

※有機溶剤のボンド:エッジの貼り付け時に有機溶剤のシンナー成分で反りや変形の原因になり張り替えが難義になります。

  • ※重要ポイント
    黄色枠のエッジの隙間が開く位に振動板をリフトアップします。振動板が沈まない様、赤枠で囲んでる部分にエアキャップもしく古新聞を丸め、振動板とフレームの隙間に差し込み、左右二か所にくさびの様に挟めると良いと思います。
  • 4箇所ふちとエッジ外周との間隔均等目安
    【12】・【3】・【6】・【9】 位置でエッジを仮合わせします。
    この作業が失敗すると外側エッジを接着する際、コイルタッチセンター調整が出来なくなります。鉛筆などで【12】・【3】・【6】・【9】 位置に、マーキングすると良いと思います。

新しいエッジの貼り付け

  • 振動板(コーン紙)と交換エッジに接着剤を塗付します。
  • 振動板とエッジを接着します。のりしろを圧着する時ヘラや指先等でなぞりながら圧着します。
  • 内側接着乾燥後、外側のりしろの接着をします。振動板とフレーム隙間のくさびの様に挟めていた物を外して下さい。

位置調整

  • 手で振動板をピストンさせてコイルタッチ起こさない事を確認します。コイルタッチする場合、【12】・【3】・【6】・【9】 位置調整で擦らない場所を探します。

のりしろを圧着

  • 手で振動板をピストンさせてコイルタッチ起こさない事を確認して、重しを載せます。

    ※重しは外側エッジのりしろがそらない重さにするのがポイントです。

  • その状態で外側エッジの接着のりしろを圧着し乾燥を待ちます。

ブラケットを装着完成

  • 乾燥後問題なければブラケットを装着で完成です。
    お疲れさまでした。